測定器たち

 テスターに始まって、あれやこれやとシャックには測定器が増えてきました。記憶の中だけに存在する物も含めて、測定器に関することを書いてみようと思います。
 測定器があると、何か物が作れそうな気がします。特に今まで持っていなかった種類の測定器を入手できると、それだけで自分の技術が上がったような気持ちになるものです。

 

テスター

 初めて手にした測定器らしい物といえばこれです。今までに何台使ったのも不明です。最初の物はなぜか父に買ってきてもらった(父は会社に出入りの業者に頼んだということでした。)ものでした。
 アナログのテスタもまだ数台シャックにはありますが、ほとんどの場面ではデジタルの物を使っています。

 

オシロスコープ

 日本橋に行くようになってしばらくの後、測定器病が発症。突然オシロスコープが欲しくなったのです。
 しかし、新品には手が出ません。そのころ(1971年だったかと記憶。)には、まだ測定器だけを扱っている店がありました。たしか、現在のデジットのある場所であったかと思います。そこの棚にあった5kのオシロを、動作確認もせずに購入。もちろん真空管式でした。
 重いのをがんばって持ち帰ったのですが、これがでかいだけで何ともどうしようもないジャンクでした。
 まともなオシロ=もちろんシンクロスコープを購入したのは再開局後の1980年であったかと思います。TRIOの10MHz帯域の2現象オシロでした。奥行きのとても大きな物でしたが、4、5年前までは現役でした。
 現在は、ハンディオシロとデジタルオシロ3台を使用。使用といっても年に数回のお出ましに過ぎませんが、どうしても波形を見ないと動作の不具合が分からないという場面があったりします。
 

周波数カウンター

 岩通のSC-7201。秋葉原にある中古の測定器販売店(たしか「エジソン」)に電話をして購入しました。ほとんど出番はないのですが、極くたまに必須の登場のありです。

簡易スペクトラムアナライザー

 GiGASTです。Verの古い物も購入(個人がキットを用意された物を購入して自分で組み立て)して、その性能の素晴らしさに驚きました。現用のはVer5かな? 年に数度しか使いませんが「電波が画面で見える」というのはすごいことです。もちろんPCは必要ですけれども。

 

SWR計

 これは必須のアイテム。特に中古の無線機を購入した際には、まずこれで出力のチェックです。

アンテナアナライザー

 廃業したクラニシの製品です。アンテナの同調周波数やインピーダンスが直読できる優れものです。クラニシの製品は非常に作りがしっかりしていました。時折中古でいろんな製品が出てきますが、ほぼ即日完売という感じです。

 

ファンクションジェネレーター(低周波発振器)

 なぜか2台もあります。オーディオ段というか、無線機と私の耳の間の最終インターフェースであるヘッドフォンの間にいれるCWのパッシブフィルタを作る際には、これが必要です。

 

LCRメーター

 ハムジャーナルで紹介されていた物を購入。中国製で、基本的な作りが雑なのですが、L=コイルのリアクタンスが直読できるのはこれまた便利です。
 2代目に秋月で販売していたイギリス製のハンディなものを購入。LCRが自動的に測定できる、かなりの優れものです。これでコイルの自作が非常にしやすくなりました。

 

高周波電流計

 個人が開発された物をキットで購入。同軸の外被に流れる(流れないはずですが???)同窓電流等をはかり、シャック内のい「I」対策には重宝しています。

スペクトラムアナライザ

 いやぁ買いました。Rigol社(中国の測定器メーカー)のDSA815。2012年の春頃にその存在を知りました。ハムフェアに日本の正規代理店であるリーダー社が展示即売しているのを見て、俄然物欲を刺激されました。
 スペクトラムアナライザがあれば、HFから1200MHzまでのBPFの作成や調整が簡単にできるのです。
 リーダーの価格は、トラッキングジェネレーター付きで、相当粘っても147000円でした。これでも同じスペックの今までの物に比べると破格の安さです。しかし、この時には買いませんでした。アメリカの代理店だと送料を入れても12万円ほどで買えるのを知っていたからです。
 結局そのアメリカの店から個人輸入で買いました。いやぁいいなぁ。
 購入して数ヶ月ですが、160mbのBPFの調整などには、欠かせないものになっています。(2013/1/14)


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