知らないうちにFT-70Dのコールサイン表示の不具合が、解消していました。もちろんわが方ではDMRのノードの設定も、FT-70Dの設定も一切触っていません。たぶん、YSF2DMRのシステムの変更で、こういうことになったのだと思います。
(2018年11月20日)
ハムフェア2018のIcomのプレゼンでは、IC-9700で無線機単体でアクセスポイントモードを運用できると説明がありました。ソフトウェアを内蔵しているということのようです。
この機能が1200MHzでも使えるのかどうかは不明ですが、是非とも1200のHTを売り出して、欲しいと思います。
プレゼンの画面では、IC-9700内蔵のアクセスポイントモードでは、JARLのサーバーにしか繋がらないようでしたが、それ以外のネットワークにも接続できるような、公式非公式の改造ソフトが出てくれば、非常に面白いと思います。
**ポータブルデジタルノードは??
7月の関ハムまでにはソフトが出そうな話でしたが、Yaesuのポータブルデジタルノードに関しては、いつ正式なリリースがあるのかを、ハムフェア会場でも聞くことが出来ませんでした。残念です。(2018年08月27日)
当方と同じ構成の局(ノードはMMDVMモデム--FM機で、アクセスはC4FM)でも、同じ現象が起こっているのが分かりました。
ノードからのC4FMの信号(DMRネットワークのYSF2DMR経由)を、FT-70Dで受信した際に、相手局のコールサインが表示されないのです。他のC4FM機では問題なく表示されます。
当方の設備や設定の問題ではなく、どうやらYSF2DMRのGatewayのシステムの変更に起因するような感じです。(2018年08月22日)
CQ誌2018年5月号の関東総通の係官の記事や、9月号の記事などを読んでいて、不思議な表現が気になりました。
PCからのデータを入力する送信機の端子に関して「既存のマイク端子(マイク端子相当のUSB等の端子を含みます。)にPC等を接続するもの」であるかどうかが、総通直接の申請で済むか、保証認定が必要になるのかのチェックポイントである、らしいのです。
いろんな情報を集めてみたところ、PCからの信号を低周波領域のまま送信機に入れる、ということが、送信機系統図や諸元表から読み取れないと、総通によっては、「保証認定を取ってください」と申請を突き返す場合がある、ということです。
昨今はたくさんのデジタルモードが運用されています。そのほとんどは送信機にPCから低周波を送り込むものです。唯一RTTYをFSKで運用するという場合が、その例外になります。
RTTYはFSKで運用したほうが、送信波はきれいになります。
「ピロピロ音」をマイク回路に入れても、確かにRTTYの波は作れます。しかし、当然のこととして、マイク回路がサチらないようにする必要があります。面倒です。
※ 大昔、SSBの黎明期にSSBの送信機のマイク回路に800Hzほどの低周波を入れてCWを出す、というやり方がありました。たしかに理屈の上ではCWが出ます。しかし、逆サイドの抑圧や低周波の高調波(1600Hzや2400Hz)が通ってしまうことなどもあって、この方式で作られたCWは、普通のCWとは明らかに違う音でした。
FSKの場合は、RFに直接働き掛けて170Hz遷移させる訳です。古くはVFOや局発にバリキャップを付けて遷移させていましたが、今はもっとスマートです。
DDSの数値を170Hz分遷移させるプログラムを用意しておいて、それをPCからの1/0でON/OFFするのです(たぶんそうなってると思います)。
総通直接で(=保証認定なしで)変更申請を通すためには、諸元表のRTTYの方式はAFSKだけにして、送信機系統図には、PCからの信号をマイク端子だけに入れる形にしておくのがいいようです。DATA端子やアクセサリー端子を使う場合には、送信機には改造をせずに低周波だけを入れる旨を明示するといいようです。
行政の審査は書類が基本です。書類上に瑕疵がなければOKです。そういうものであります。
以上の記述はまったくの個人的な見解です。総通などとのやり取りは各申請者の責任です。(2018年08月22日)
2018年8月第1週後半から、妙な現象がわが方のDMRノードで起こっています。
MMDVMの設定もPi-Starの設定も、ノードのTRXにもなんらの変更を加えた訳でもないのに、相手局のコールサインが、FT-70Dでは表示されなくなりました。
FT-1DやFT-2Dではまったく問題ありません。FT-70Dでも相手局コールサインの表示以外には、なんらの問題もないのです。
FT-70Dでも、Wires-Xのノードに接続した場合や、DMRでもParrotに接続した際には問題なく相手局=Parrotの場合は送信元のJA3VQW-70=が表示されます。
YSF2DMRではなく、Fusionのリフレクターにつなぐと、コールサインが表示されます。
Pi-Starの設定をあれこれと変えても、ノードのTRXを取り換えても問題は解決せずです。
Pi-Starの再起動やまっさら状態からの新規構築をしても問題解決ならずです。
(2018年08月09日)
関ハム初日に参加してきました。WiRESXの「ポータブルデジタルノード」に関して、かなり詳しい話を聞けました。
① まずはFT-2Dの新しいファームウェア(HRIモード追加)とWiRESXのニューバージョンをリリースし、その後FTM-100DやFTM-400Dに関しても同様のことをするということです。
つまり、「ポータブルデジタルノード」でノードを運用するには、TRXとWiRESX両方のアップデートが必要になる訳です。
② 「ポータブルデジタルノード」と従前のWiRESXの最大の違いは、Roomが設置できるかどうかです。「ポータブルデジタルノード」ではRoomは不可。
③ FT-2DとSCU-19に加えて、マイク/イヤフォン端子からの信号をPCのMic/SP端子に接続して、相手ノードがアナログでも交信できるとのことです。
④ グローバルIPが供与されないようなネット環境でも、「ポータブルデジタルノード」ではノード構築出来ます。
⑤ 既存のWiRESXのノードが設置されているLAN内に、「ポータブルデジタルノード」を設置することもできます。
⑥ コールサイン(WiRESXのID)が異なれば、LAN内に複数の「ポータブルデジタルノード」を設置することもできます。
⑦ ノードIDの付与や管理は、FT-2DのシリアルNoで行うようになるだろう、という感じでした。このことに関しては、まだ固まっていないように感じました。
(2018年07月14日)
(2018年07月16日)
7/7、7/8と行われる日本橋での八重洲の展示会に行ってきました。
「ポータブルデジタルノード」に関しては、まだ100%でき上がったシステムではないものの、FT-2DとPCをSCU-19で繋いだだけの状態のWiRESXのノードが、ちゃんと稼働していました。
詳しいことは聞けなかったのですが、予告通りに2018年7月中には、リリースされるように感じました。(2018年07月07日)
ノードはID-880D(出力15W)+430/1200共用のGPという設備です。アクセスするほうは、車載のFTM-400DH(出力20W)+50/144/430 共用のモービルホイップというものです。
周波数は430MHz帯の、全電波形式/実験周波数帯(438〜439)の上のほうに設定しています。
幹線道路や生活道路、道路と建物の距離などいろんな要素がありますが、おおよそ半径10km弱がカバーエリアのようです。
これは、アナログWiRES時代のカバーエリアとほぼ同じか少し広いようです。
(2018年06月18日)
FT-897Dでしばらく運用してきたのですが、格安のID-880Dが入手できたので、変更してみました。
パケット9600の設定だけして、後は何の調整をすることもなく、うまく動作しました。
FT-1D/2D==(C4FM)==ID-880D==MMDVMモデム==>>DMRネットワーク……という妙な組み合わせですが、結果オーライです。
YaesuとIcomは今や「不倶戴天の敵」状態ですが、末端のユーザーサイドでは、仲良く協同しています。
各社のDATA端子は本当に出てくる信号のレベルや、波形の「なまり方」が違うようです。こればかりはやってみるしか方法はないと思います。
HT==ノード間がC4FMではOKでも、DMRではうまくいかない、という場合もあるようです。(2018年06月16日)
各局からのレポートでは、MMDVMモデムのIC=U31(TRX==>>モデム)のハンダ付け不良の物もあるようです。
ルーペで確認しながら、低Wのハンダ鏝で、U31の足8本を丁寧に過熱して、動作が正常になったという場合もあるようです。(2018年06月14日)
5/19に注文した追加分が5/29に到着しました。
載っているオペアンプは従前のものと同様に「MCP6021」ですが、問題なく動作しました。やはり刻印ミスのICを入手して……だろうと思うのですが、詳細は不明です。
このモデムには半固定VRが2個付いています。TRX==>>MMDVMのP31、TRX<<==MMDVMのP41です。
普通の感覚では、半固定VRのネジを右に回すとレベルが上がるのですが、このモデムでは、どちらも左に回すとレベルが上がる配線になっています。
プリント基板のパターンの作成上の都合でしょうが、戸惑うこと必至であります。
(2018年05月30日)
Daytonのハムベンションで、HFのトランシーバーに並んで、八重洲無線は「ポータブルデジタルノード機能」を発表したということです。
まだ詳細は不明ですが、HRI-200不要以上に、「ポートの穴開け不要」ということが注目されます。
VoIP無線ですから、全く外部からアクセスできないPCでは、原理的に動作は不可能です。ルーターに対するポートの穴開け作業という、面倒な作業が要らない、ということだと思います。
たぶん、Wires-Xなどのように設定された特別のポートではなく、well-known port を利用するのだと判断しています。
既設のWires-Xのノード(HRI-200使用)はそのままにしておいて、もうひとつのWires-Xのノード(ポータブルデジタルノード)を、同じグローバルIPのもとで開くことができれば、いろいろと面白い使い方ができそうです。(2018年05月25日)
Pi-Starは非常に良くできたソフト(システム)です。モデム関係の設定も、Pi-Star自体のファームアップも、すべてブラウザで出来ます。
2018年05月23日の夜に、Pi-Starをアップデートしたら、その後、44120に繋がらなくなりました。
YSF00001のパロットに繋いでみると、HTから送信した声がちゃんと戻ってきます。
2018年05月24日の朝になってみると、44120で交信しているQSOが聞こえます。ところが、HTで送信して、Pi-Starのダッシュボードでは[TX]になっていても、44120へはアクセスできていないのです。
試しに、C4FMではなく、DMRに設定してMD-380でアクセスすると44120にちゃんとアクセスでき、音声も通っているのが確認できました。
Pi-StarでFusion⇔DMRを実現しているのは、YSF00002のYSF2DMR Bridge です。Pi-Starの設定だけではなく、一旦HTから[X]ボタンを押して、Wires-Xのノードにアクセスする必要があるようです。
Pi-Starの設定だけで繋がっているように錯覚していたのは、あれこれと実験している過程で、HTの[X]ボタンを押したことがあったからのようです。
とにかく、問題解決できてほっとしました。(2018年05月24日)
MD-380やJumbo spotで遊んでいると、やはりHTを外に持ち出したり、モービルからWiRESXと同じような感覚でQSOしたくなります。
Jumbo spotをTSSの保証認定で……と考えていたのですが、いいものを見つけました。JA4エリアの熱心な局のブログで紹介されていた「MMDVM Open-source Multi-Mode Digital Voice Modem Board for Raspberry Pi」というものです。eBay で40ドル前後で売られています。
Jumbo spotからRFの部分を取り除き、FMのトランシーバーと接続するための、回路が付加されています。
トランシーバーのDATA端子を9600にして繋ぎます。APRSの9600のモデムを繋ぐ感覚です。
技適機種がすでに免許されていて、RTTYやJT65、FT8などのデジタルモードがOKになっている場合には、「デジタルモード追加」の「変更届」を総通に出すだけでOKです。[CQ誌2018年5月号の記事参照]
当方では、FT-DX5000など複数のトランシーバー(送信機)が、PC接続のデジタルモードで運用する免許になっているので、2018年05月9日に電子申請で変更届を出し、2018年05月21日、審査終了になりました。
Jumbo spotと同様に、MMDVMモデムもPi-Starの動作しているラズベリーパイで行います。Fusion⇔DMRという機能が非常に有用です。
DATA端子(miniDIN6ピン)は、各端子の信号の種類は統一されていますが、入出力の信号レベルや位相には、かなり差があります。
そのために、APRSを9600ボーで運用する際に、同じTNCに繋いでも、うまく出来るリグと、どのように設定を変えてもできないリグがありました。
MMDVMモデムに接続する場合には、さらに周波数の細かい調整が必要になるので、問題はかけ算になって錯綜します。
手持ちのDATA端子のあるリグ数種で試したところ、オールモード機(FT-897D)が、DATA端子の入力レベルの調整もでき、周波数も10Hz単位で送受別々に設定もできて、うまく行きました。
このモデムは、リグとの間のAFのやり取りのために、オペアンプが使われています。送受ともにMCP6021という中国製のICです。
このICは8ピンのパッケージの中に、オペアンプが2個入っています。20dBのアンプと、5kHzのLPFが接続されています。
しかし、メーカーのカタログでは、MCP6021はオペアンプ1個しか入っていないものです。2個入っているのはMCP6022です。
MMDVM モデムは、元々はSPのハムが設計したもののようです。それを中国のメーカーが製造する際に、刻印ミスのICを入手し、コストを下げたのだと思われます。
刻印ミスがあるICということは、それ以外も何らかの問題があっても不思議ではありません。私が入手したものも、RX回路のICが不調でした。
国内の正規ディーラーからMCP6021を入手して載せかえても、(当たり前ですが)モデムは動作しませんでした。
結局MCP6021(正規品)を2個使った回路を外付けして、ようやくモデムを動作させることができました。
MMDVMモデムをFusionで動作する状態にして、アクセスはFT-2Dなどの八重洲のC4FM機で行います。
これで、送受の電波は免許を受けたリグで行いながら、DMRネットへ接続することができるようになりました。
(2018年05月22日)
DMRの世界は、急速に発展かつ変化しています。ホットスポットにしても、どんどん新しいものが作られています。
今回入手したのは、Jumbo spot という「小さな」ものです。
大きさはPi zero の基板とほぼ同じで、Piに載せてブラウザから種々の設定をする、という仕組みです。
Pi zero で動くということだったのですが、まずは性能の高いPi3で試したら、非常に簡単に何の問題もなく起動しました。
WiFi? 接続でもOKでした。
他のシステムの場合、Pi3で動作していたmicroSDカードをPi zero に差し替えても、何か不都合が生じるのですが、何の問題もなく、Pi zero W で動作し、内蔵のWiFi? でも音声の遅延もなく、良好です。
このホットスポットが秀逸なのは、FT-2DなどのC4FMのHTで、DMRのシステムに繋ぐことができることです。
FT-2DではC4FMをデュアルワッチすることができるので、WiRESXのノードと、DMRのTGの両方を待ち受けできて、非常に便利です。
しかし、今のところは、C4FMのHTでアクセスするTGを直接変更することはできません。
DMRのHT(MD-380など)を正しく(!!)プログラムすると、チャンネルノブの操作で、アクセスするTGを切り替えて運用することができます。
これはMD-380などのDMR専用機ならではの機能です。
しかし、MD-380で運用する際には、Jumbo spot の送受信周波数の微調整を行わないと、送信は出来ても受信が出来ない、というような症状が起こります。
ホットスポットが送信状態になり、MD-380のLEDが緑になっていても、なかなか受信音が聞こえてこない現象に悩まされましたが、Jumbo spotのTXoffsetを細かく調整してOKになりました。
(2018年05月02日)
DMR+で使う時には、DMR Master の選択に加えて、[QRG]の設定も適切に行う必要があります。
要するにDV4miniの送受信の周波数の調整です。±1400Hzというかなりの調整幅があります。それだけ、DV4miniの周波数のずれが大きい、ということのようです。
C4FMなどに比べて、DMR/DMR+は周波数のずれに敏感です。
ここを適切に設定すると、「DV4miniが送信状態になっているのに、MD-380から音が聞こえない」という怪現象が解消します。(2018年03月07日)
中国の販売店に注文していたMD-380 が2月末に到着。送料入れて1万円以下というのは、何とも信じられない感じです。
ハムフェアや関ハムなどのブースで売られている、いわゆる「中華ハンディ機」とは、製品の質がまったく違います。
中身はSDRの430MHz専用機です。
MD-380 を使ってDV4mini のホットスポットにアクセスする設定は、あれこれと情報があふれていますが、結局は「The important things to set up is, the Time Slot (TS) or repeater slot to 2, Color Code 1 and Group List TG-9.」というだけのようです。
この二つが全く同じものというか、DMR+はDMRを包含しているというふうに誤解していたので、DV4miniのコントロールソフトの設定で、ずいぶん手間取りました。
C4FMの場合と異なり、DMR/DMR+では、DMR Master (サーバー??)の選択も重要なポイントのようです。
安定に稼働していて、なおかつネット上で「近い」箇所を選ぶのが正解のようですが、まだまだ不明な点が多々あります。
相手先リフレクターからも、接続元からも、どちらからも「近い」=ネット的に近い=DMR Master で、しかも安定して稼働しているものを選ばないと、MD-380==DV4miniという構成では、なかなかうまくいかないようです。 [#pd3193f0]
ハード的には同じDV4miniでも、C4FMのリフレクターに接続した場合には、非常に安定して稼働しているのに、DMR+の場合には、なぜこのようになるのかが、不明です。
日本国内にDMR+のDMR Masterをどなたかが設置されるのを期待します。(2018年03月06日)
これは秀逸です。D-Star<<<C4FM<DMR という感じです。
(2018年03月04日)
DV4miniで交信したLUの局が、図を送ってくれました。これを見ると、DMRのリフレクターとC4FMのリフレクター、さらにWiRESXのノードやレピーターが、広範囲にリンクしているのが分かります。
アナログの時代にもWires2とEcholinkなどをRFでリンクすることは随所で行われていましたが、アナログの場合は、多段中継すると音質が劣化することは原理上避けられません。
しかしデジタルの場合は、劣化しないのです。
W-Xのノード運用周波数とDV4miniの周波数を同じにしていけば、非常に簡単にリンクができ上がります。
DV4miniであっても他の無線機であっても、とにかく免許申請をしないと日本では使えないのです。
他国で使用実績があり、問題がないことが実証されていても、保証認定を受けないと使えないのです。
アマチュア無線のいろんな面白さや有用性をアピールすることにも法律の壁が立ちふさがっています。
保証認定で利益を得ている組織や人間がいる限り、日本で包括免許=他の先進諸国でのアマチュアの免許制度=が実現することはなさそうです。残念です。(2018年02月24日)
以前から興味のあったDV4MINIが届いたので、早速試してみました。
Wires2、Echolink、IRLP、WiRESXとVoIP無線もいろんなシステムを経験してきましたが、今回のような驚きはありませんでした。
ポートの開放が要らないのです。
ポートの開放が要らないと、こっちのPC、あっちのPCとソフトの動作環境を変えても、ルータの再設定も不必要なのです。
Skypeで音声チャットをする場合のような感じで、実に簡潔にデジタルモードのホットスポットを構築することができます。
しかもC4FMもD-StarもDMRもすべて、このUSBドングルひとつでOKです。
もちろんこのまま外部アンテナを繋いで運用する訳にはいかないのですが、出力を最小にして、ダミーを付けて、室内で運用するには十分な能力があります。
DV4miniを最初はMacBookPro?上で稼働しているParallels内のWin7(親亀子亀孫亀状態)で動かしたのですが、何の問題もなく動きました。
ところがWin10の稼働している小型PC(複数機で実験)では、どうもUSBドングルの認識がソフトの動作中におかしくなる現象が生じました。
「Expert Setting」タブの中の、IPを固定(127.0.0.1)にしてみたら、安定しました。
この処置が正しいのかどうかは不明ですが、まぁ結果オーライです。
(2018年02月17日)
IP(?)の固定や、DV4miniの挿すUSBポートを換えたりあれやこれやとやっても、どうしてもWin10ではDV4mini の認識がおかしくなる怪現象が解決できなかったので、Pi3 に載せ換えました。
Pi用のイメージファイルはhttps://www.k2dls.net/blog/tag/dv4mini/ から落としました。
Pi2でも稼働するように書いてあったのですが、最新のイメージではPi3でしか動かないようです。
microSDカードに焼いてPi3を起動すると、あっさりとDV4mini が動作しました。音声の遅延もなく、快適です。
USBドングルの認識問題もなく、DV4mini + Pi3=20kで、ホットスポット完成です。
それにしても、日本ではこういう新しいものをどんどん取り入れて実験するという、アマチュア無線本来の活動が、業務局と基本的に同じ法律の体系によって、(ほとんど)不可能なのが残念でなりません。
日本のアマチュア無線行政の基本は、「やっていいこと」の規定です。それ以外の実験はだめなのです。
もちろん、先輩諸氏の長年の努力で、それまで認められなかった電波形式が認められ(たとえばRTTYやSSTV)、その後は簡単に免許されるようになったのも事実です。
しかし、たとえ出力10mWのDV4miniであっても、これに外部アンテナを繋いで運用するためには、保証認定を受けねばならないのです。
実にばかげた制度であると言わざるをえません。
アマチュア無線発祥のアメリカ合衆国やEU諸国のアマチュア無線行政は、「やってはいけないこと」の規定です。バンドの逸脱やオーバーパワーは非常に厳しく監視され、処罰されます。しかし「やっていけないこと」以外は、自由にやっていいのです。
自作の機械でもどんなに古いリグでも、自由に使っていいのです。
もちろん、新スプリアス規定に合致していることを、お金を払って新たに書面審査をしてもらわねばならないなどという、信じられないことも、日本だけのことです。(2018年02月17日)
このページではVoIP無線に関する情報を交換したいと思います。
少し前にYaesuからリリースされた、WiRES-Xのバージョンアップされたのを入れてみました。
わが方の環境=小型ファンレスPC(Win10)を、MacBookPro?の「画面共有」でリモート管理=では、ダウンロードしたファイルを展開し、インストーラーのアイコンを押した段階で、MacBookPro?との接続が切れるという妙な現象に遭遇しました。
これは、インストーラーの動作を検知したWin10の警告メッセージが影響していると判断して、モニタやキーボードをPCに接続して、インストールすることにしました。
インストール自体は簡単に終わったのですが、HRI-200は認識されないという、従前からの問題が起こって、仕方なくWin10の再起動。
すると今度は、Win10の「更新プログラムを……」で、半時間以上も再起動に時間を取られましたが、何とか無事に、W-Xのアップデートをすることができました。
WiRESXでは、ソフトの起動時やノードへのアクセス時に、Yaesuのサーバにアクセスします。
アップデートした今回のW-X(Ver1.2)では、このやり取りがかなり速くなりました。
常駐Roomへの復帰も動作も改善されています。(2017年07月21日)
ついにこういう日がやってきました。日本国内のVoIP無線のデファクトスタンダードと言っても過言ではないWires2が、今年の9月末日で使えなくなる=正式にはYaesuのサーバーが稼働しなくなる=ことが、発表されました。
Wires2の説明書にも、Yaesuの都合でいつでもサービスは停止できるとあるので、仕方のないことです。
Wires2のユーザーは、ほとんどWiRESXに移行したと思われます。何よりもWiRESXは、アナログ機でも運用できるのが、2→Xのスムーズな移行を後押ししたのだと思います。
さて、無用の長物と化すHRI-100をどうするかです。
VoIPの汎用インターフェースとして使えそうにも思いますが、面倒です。
最も簡便かつ有用なのは、ケースだけの流用ではないでしょうか? HRI-100くらいの大きさのケースは市販されていますが、ぺこぺこの薄いアルミ板であったり、逆に高価なアルミダイキャストであったりします。
その点、HRI-100のケースは質感のいいものです。大きさもRaspberryPi?を入れるのにちょうどのようです。(2017年07月17日)
JA3VQW? (2007-12-02 (日) 06:31:28)
LANの環境とInternetの環境をつい同じように思ってしまうところがあります。ときどき職場のPCから鯖の泳ぎをチェックする必要を感じました。
Yumidon (2007-12-02 (日) 00:39:09)
こんばんは。わぁ〜ぃ!サイト見えました(*^^)/良かった。良かった。
JA3VQW? (2007-07-24 (火) 23:54:33)
skyぺのチャットを毎晩のように利用してますが、これも1対1ではなくて、複数でラウンドQSOのようにすると非常に楽しいですね。
JA3VQW? (2007-06-24 (日) 15:33:30)
無線を始めたころには夜な夜な延々とあーでもない、こーでもないと技術関係の話に始まって、世界情勢まで、分からぬままに好き放題を21SSBでラグチューしてました。Tiaraのnet に期待してます。コンディションが上がれば3エリアからも直接参加できるのではないかな。
JR1NNV? (2007-06-24 (日) 11:52:24)
毎日曜日1000JSTでTIARAメンバーが21.320MHz +/-QRMで ネットをはじめました。
昨今はどのバンドでも「普通」のQSOが聞こえないという状況を何とかしないと若い人が育たないというJA3VQW多田OMをはじめとする有意なOM諸氏のご意見と、クラスタワッチばかりの年寄りたちの尻を引っぱたいて空に出させようという意図を併せて実験的にやっています。
必ずとは言い切れませんが、9202Refでリンクするようにしていますので、気が向いたらCheckinあるいはモニターしてみてください。
私たち世代が無線を始めた頃、OMらのラグチューを受信してその内容から自分らの至らないところを認識した経験がたくさんあります。
少しでも同じような機会を新たに無線に挑戦している方々に提供できたら良いなという思いもあり、始めてみたら予想外に毎週続いています。hi
9202Ref. へはHFのSSBをリンクしているので必ずしもVoIP無線としては音声品質も良くありませんが、これも「実験」ですので、、、hihi
JA3VQW? (2007-03-16 (金) 21:48:52)
昨今のWEBでの情報では、1年ほど前に JARLが意見を求めたVoIP無線用のサブバンドの発表(もちろん総通からですが)が、近々あるようです。実験周波数でならどこでもVoIPをできたほうがいいよなきもしますが・・・
V/Uの根本的な問題は、日本の監督官庁が不法局を野放しにしていることです。いわば、公道を無免許運転の大型車が走り回り、まじめな人間が道の片隅を怖々と歩いている、というのが日本のV/U、とくに1,3エリアでの144、430の現状です。
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JA3VQW? (2007-02-28 (水) 23:51:11)
我が方の職場の電話は経費削減で昨春からIP電話になりました。ケイオプティコムが運営しているものなのですが、これが1〜2月に一度くらいの頻度で、全面的に落ちます。原因は現場には説明がないのですが、たぶん、業者の方でも本当のところは不明なのだと思います。拙宅の固定電話もNTTからKDDIにかえてから、着信できない電話(=こっちは着信音が1,2度なるだけ、掛けたほうはずっと呼び出し音が聞こえる)が出てきてます。やはりもしもの備えとしてはNTT(いえ、旧電電公社)のメタル回線と、黒電話が必要かと思う昨今です。
JR1NNV? (2007-02-28 (水) 18:48:49)
JR1NNV/Wires5122 link to 0522 439.98MHz JR1VI RPT
JQ1YEG/EchoIRLP with EchoIdle? function parking at *TIARA* on Echolink linking to 1291.92MHz JP1YJM RPT trustee :JR1NNV
よろしくお願いいたします。
JA3VQW? (2007-02-27 (火) 23:48:30)
JA3VQWでは以下のノードを開設しています。
(1)IRLP 8069 これはJP3YHPというレピータ(周波数1292.48MHz)に直結しています。
(2)Wires #5315D これは53.05MHzで運用しています。クラブ局(JL3YKH)のコールでの運用です。
(3)EchoLink? 55755 これはIRLPのプラグイン(?)的なソフトであるEchoIRLPでの運用です。コールサインはJA3VQW-Lです。
WIRES-Xが現実の物になってきました。
それを見越して、2013年半ばからは、145.75MHz(全電波形式、実験周波数帯)で、FTM-400DHをノードにして、RFのリンクはC4FM、インターネットはアナログという、WIRES-Xもどきで運用ちてきました。
D-Starは、RFのリンクが弱くなったりすると、俗に言う「ケロる」音になりますが、C4FMの場合には、急に音が大きくなったり小さくなったりします。
2014年6月上旬にWIRES-Xが販売開始され、キャンペーンに応募して、HRI-200の到着を待つばかになっています。
さてWIRES-Xはどんなものでしょうか。(June 23, 2014)
2012年のハムフェアで発表されたWIRES-X=デジタルワイヤーズが、ついに始まりました。わが方にも、昨日八重洲須賀川工場からHRI-200が届きました。
FT1DとFTM-400DHはすでに発売された2013年から使っているのですが、肝心のWIRES-Xはなかなか市販されませんでした。ソフトウェアの作り込みの作業に膨大な時間が掛かったのだと思うのですが、一方ではD-Starを推進する、Icom+JARLとの間の問題があったとも噂されています。
実際に運用を開始してみないと、どれほどの実力があるのかは不明ですが、RFのリンクが不安定になった場合に、D-Starでは声が裏返るというか、「ケロる」状態になるのですが、C4FMの場合には、音量が変化するだけで、了解度はそれほど下がらないようです。
D-Starのほうは、対応無線機が発売されてすぐに運用を開始しましたが、まったく使いにくくて止めました。とにかく外国との交信をしようとすると、その設定がとんでもなく面倒なのです。
確かにID-31辺りから設定が簡単になったようですが、他のVoIP無線で、Room(WiRES)や、Reflector(IRLP)、Conference(Echolink)という、多数の局が同時に交信できるシステムを使っていると、日本のD-Starは、全く時代遅れだと感じます。
とにかくD-Starは、WやEUで広がっているReflectorを日本でも解禁しない限り、単にアナログレピーターをデジタルに置き換えただけのもので終わってしまうに違いありません。
FT1DやFTM-400DHのバグ(送信状態が止まらない!!)は、2014年のファームアップでも解消されてはいませんが、WIRES-Xには大いに期待できると思います。(June 27 , 2014)
2014年6月27日の午後になって、八重洲無線からWIRES-XのノードIDが発給されたという連絡がありました。
これはがんばらねばと思い、駄目元覚悟で既存のWIRESが走っているMacMini?(BootCamp?)上のWindowsXPにインストールしてみました。
HRI-200はPCからは2つのUSBデバイスとして認識されます。1つはオーディオ、もうひとつはPTTやCOSの管理用です。当然のこととしてUSBのドライバも2種類必要になります。
HRI-200に同梱されてきたCDでドライバもWIRES-X本体も短時間でインストールできました。
ところがWIRESのほうの動作がおかしくなってしまいました。DTMFは通るのですが、音声がまったく通らなくなりました。数時間の格闘の末、WIRESに使っているUSBオーディオデバイスとHRI-200のオーディオデバイスが競合=正確には、WIRESがHRI-200を制御しようとしてソフトが落ちてしまう、という妙な現象が生じました。
原因が判明してから解決策を思いつくまで数時間かかりました。
PCのオーディオデバイスのデフォルトの元もUSBオーディオデバイスにして、問題は一挙に解決しました。
コンピュータ関係のトラブルは、DOSの時代から、「.」と「,」の打ち間違いであったり、GUIになってからは、チェックボックスのチェックがひとつ外れていた、などというまったくもってくだらないことが大半なのですが、気付くまでが大仕事です。
6月28日に早朝に、WIRES-Xで初めてQSOしました。予想をはるかに超える音質で、驚きました。
1年ほど使ってきたスティックPCが、やはり熱にも弱く、またポートが少ないこともあるので、思い切って小型のPCに換えました。
今回購入したのはLIVA-C0-2G-32G-W10 というものです。メモリーやストレージはスティックPCと同様なのですが、USBが2ポートあること、モニタ端子もHDMIとVGAがあり、さらにはサウンドデバイスも載っていて、4極ミニプラグで音声の入出力が可能です。
底面積は葉書の2/3ほどでファンはなく、ケースの各面に通気用のスリットが入っています。ファンはなく、大きなヒートシンクが装着されています。
OSはWin10です。ほとんどのコネクタは背面に配置されていて、使い勝手がいいのですが、オーディオの4極ミニジャックだけが、なぜか前面の中央にあります。
スティックPCにしてもこの小型PCにしても、テレビにHDMIで繋いで使う、というのが主流の用途だと思われます。しかし、WiRES2のためには、オーディオのアナログ入出力が必須なのです。
まだ数日ですが、このPCでW-XもW-2も順調に稼働しています。
**電源は大事!
このPCの電源はmicroUSB端子を使った5Vのものです。しかし、わが方の自作5V電源に繋いでも稼働しませんでした。これはおかしいと、手持ちのACアダプタに繋いでも、電源ランプが点いても、しばらくすると消えてしまうのです。
問題は、USBケーブルにありました。このPCは起動時に2〜2.5Aほど流れます。細いUSBケーブルでは、PC端では5Vを下回ることになって、Windows10が起動しなかった訳です。
太いケーブルに換えて無事に起動、となるはずだったのですが、付属のACアダプタ以外では、WiRES2の音声にPCのクロックノイズがかなりのレベルで重畳されてしまうことが判明。オーディオラインではなく、アース=PCからHRI-100へのUSBケーブルを介してのノイズと判断しました。
結局、このPCは付属のACアダプタで運用中です。(2016年10月17日)
小型のPC(LIVA-C0-2G-32G-W10)にWires-Xを移設して、1年以上が経ちました。http://www.links.co.jp/item/liva-w10/ というものです。
問題なく稼働し、Teamviewer でMacBookPro?からリモコンしていました。
ところが何度目かのWin10の勝手なアップデートがあり、昨年末頃から、頻繁に送受信音がとぎれるようになりました。
ローカルQRMやネット速度の低下であろうと考えていたのですが、PCの再起動、ルーターの再起動などを行っても改善されませんでした。
Win10のタスクマネージャーでCPUの稼働率をみると、約10秒毎に80%を超えているのが分かりました。
要らないソフトを切ったり、Wires-Xのソフト自体も再インストールしたのですが、改善せず。
試しに、Teamviewerを切り、PCにモニタとキーボードを繋いでみると、全く問題がないのです。
CPUの稼働率も時折30%程度にはなりますが、20%程度になりました。
無線機ラックの片隅に鎮座しているWires-X用のPCに、常時モニタやキーボードを繋いでおく空間的な余裕がないので、VNCサーバーとして、古典的なRealVNCを入れました。
動作速度は遅いのですが、それだけに軽く、Wires-Xとの同居も問題ないようです。(2017年04月02日)