egword Universal 2 の開発が再開!! † 物書堂がegword Universal 2 の権利を取得し、現行のmacOSでも稼働するように開発をすすめているというニュースが流れてきました。朗報です。 縦組みも快調! † 以前の製品版では不可能であった、縦組み文書でのギリシャ文字の縦印字=正しい向きでの印字=も、Version 2.1a (280) では、「縦中横」を指定することで、出来るようになっています。素晴らしい!! 横のものを縦にする † 世の中に星の数ほどコンピュータのソフトはあるのですが、我が本業にどうしても必須の、縦書きはきっちりできるワープロソフトには、ほとんどお目に掛かったことがないのです。 傍線+ルビ † 我が本業では、語句の右側に傍線を引き、さらにそこにルビ(多くはカタカナのアイウエであったり??などの丸付き数字)を付ける、などということを多用するのですが、これが出来ないソフトが大部分です。 傍線+傍線 †我が本業関係では、こんなことも必要です。ある文章の一定の箇所に傍線を引き、その傍線の引かれたさらに一部分にだけ波線を引く、なんていうことです。傍線にも波線にもそれぞれに記号が付いたりします。簡単にできそうでこれができないのです。違う傍線(横書きでは下線)を引くと、それまでの設定が消えてしまうのです。うーーん。 ザラ紙 †最終出力は我が本業の環境では、ザラ紙です。正式名称は不明ですがとにかく「ザラ紙」。この紙に簡易印刷の輪転機で印刷するのです。こっちのほうは就職したころに比べると格段に進歩したのですが、紙がザラ紙では、細かい字はつぶれるのです。せめてプリンター用の再生紙(ホームセンターなんかで売ってる安物レベル)くらいの紙に印刷できるのであれば、ルビが本文の半分の大きさでも問題はないのです。 πもΣもこける! †先日このegwordUniversal2を使って書類(もちろん縦書き)を作っていたら、πやΣといったギリシャ文字や√といった記号の大半が横を向いて表示され、印刷されるという現象に出くわしました。どう考えてもソフトのバグなので製造元に問い合わせると「そういう仕様になってます」だと。「仕様」でことが済むのはソフト業界だけではないかと思うのですが。確かに約物(。や」など)は横書きの時と、縦書きの時でフォントが違うのですが、ギリシャ文字などは無関係のはず。このソフトではすべてのフォントで同様の現象になります。困った物です。しょうがないのでπだけ図形にして貼り付けたのですが、今度が行送りが妙になりました。とほほです。 開発終了 †eg-wordはMacのソフト業界では、もっとも老舗だったのですが、ついに開発が終了したとのことです。非常に残念です。とにかく、パッケージソフトは売れないのだということです。たしかにWEBのbrowserさえあれば、何でもたいていのことはできるようになっていますから。しかし、一抹の寂しさを感じます。まさに諸行無常です。 動作しなくなる!! † egwordUniversal2 をだましだまし使ってきたのですが、OSXを10.9.1から10.9.2に上げたところ、ついにまともには動かなくなりました。開発が終わるというのは、本当に時世に遅れてしまう、ということだと実感しました。 |