私設気象台

WeatherStation?

 APRSという遊びの中に、さらに気象データを送受するというのがある。WeatherStation?である。文字通りの気象台。自宅に温度、湿度、風速、風向、気圧、雨量などを測れる装置をセットして、それらのデータを取得し、RFやインターネットにパケットで流すのだ。
 そんなことをして何がおもしろい、というのは「無線の何がおもしろい?」と言うアマチュア無線に対する素朴な質問(愚問)と同じだ。そのこと自体がおもしろいのである。アメリカではこのための機器が、個人で手に入る価格でいくつものメーカーから出ているが、従来のは1000ドル程度していた。ところが何と定価200ドルくらいで、実売価格は140ドル前後というのがあることを、別冊CQ誌No.3で知った。
 躊躇なく注文し、送料含めて217ドルで手元に来たのだ。

WMR100

 こいつはほんとにすごい。イリノイ州のOregon社の製品。注文して1週間足らずで届いた。まだ雨量計は設置していないが、それ以外のデータは24時間手元のPCで見られる。自動的にグラフになる。是非 http://aprs.fi/? で ja3vqw-13と入れて私設気象台の観測データをみてほしい。

雨量計

 数日前に雨量計も設置した。小さいながらも雨量計本来の仕掛け(小さな升いっぱいに雨がたまれば、かくんと動いて雨量をカウント)が内部にある。ベランダに植木鉢を取り付ける金具を百均で買ってきて、それをベランダから外へ向けて取り付け、その中に雨量計を入れた。これでまぁなんとか動いている。直線距離で1キロメートルほど離れたところにアメダスがあるのだが、そこのデータと比べても、各数値(気温、湿度、雨量など)の誤差は10%位である。20k程度という値段を考えれば、非常に良くできているというべきだろう。これからの課題は耐久性である。

復活

 私設気象台の設備自体の故障ではなかったのだが、4月中旬から7月初旬まで、マンションの外壁塗装工事に伴って、機器を室内に移動していたのだが、やっと元通りにベランダ設置となった。塗装の微妙な違いで軒先からの雫もかうんとされるためなのか原因は不明であるが、2キロ北に設置してあるアメダスの雨量データと比較すると、雨量が少々多く出るが、まぁまぁの精度は保たれている。電池も添付されていたアルカリバッテリーを入れたままであるが、今のところ問題なしである。


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Last-modified: 2018-04-03 (火) 14:20:56 (2214d)