SCU-LAN10 がやっと出たが……

 八重洲無線のSCU-LAN10がついに発売されました。2019年の関ハムやハムフェアで見て、FT-DX101D/MPのオプションとはいうものの、FT-DX5000などでも、何かに使えるのではないかと期待を膨らませてきました。
 発売と同時に、SCU-LAN10の説明書とインストール用の説明書、SCU-LAN10を使うWindows用のリモートコントルールソフトが、八重洲のサイトから落とせるようになりました。

非常に不思議な仕様

 リモートコントルールソフトウェアの説明書を読むと、101と繋ぐと実にいろんなことが出来るのが分かります。
 しかし「トランシーバーの電源のON/OFFはできません」と書かれているのです!!目を疑いました。
 電源のON/OFFができないリモートソフトウェアというのは、いったいどのように使うのでしょうか? 大きな謎です。(2020年05月06日)

RRS-Pi+TS-2000では、TS-2000のACC2端子は使えない!

 スマホデビューをしたので、久々にRRS-Piを動作させました。今までと同じなのですが、どうやっても変調が非常に浅いのです。
 TS-2000のマイクゲインを最大にし、スピーチプロセッサーも最大にしても、やはり「桶の底でしゃべっている」感じなのです。
 TS-2000の説明書、RRS-Piの説明書を端から端まで読み、RRS-Piの動作を調べて、ようやく問題の箇所を見つけました。

RRS-PiはTS-2000ではRS-232C端子で送受を制御

 TS-2000の背面のACC2端子(DIN13ピン)には、PTT制御のピンが二つあります。通常のPTT(前面マイク端子のPTTとパラレル)と、パケット通信用のPTTです。
 パケット通信用のPTTで送信状態にすると、前面マイク端子からの入力は切り離され、ACC2のオーディオ入力ピンからの入力が、マイクAF回路に入ります。
 そういう風にRRS-Piでも動作する思っていたのですが、違いました。
 RRS-PiのシステムでTS-2000が送信状態になるのは、RS-232C端子から入力されたパソコンコマンドでそうなるのです。
 そのコマンドは前面マイク端子のPTTで送信状態にした場合と同じです。当然、ACC2端子のオーディオ入力は切り離されます。
 切り離されるのは、Trによるスイッチング回路で行われます。リレーで切ったようなゼロの状態にはならず、ACC2のオーディオ入力も「かすかに」マイクアンプに繋がっていたので、問題の把握に時間が掛かりました。

SCU-17のオーディオ出力をTS-2000のマイク端子に繋いでOK

 結局、SCU-17の背面のオーディオ端子(3.5mmステレオジャック)とTS-2000のマイク端子を繋ぐケーブルを作って、問題は解決しました。

RRS-Piの説明書には記載があった!!!!

 説明書にはTS-2000などでは、RS-232Cで制御し、オーディオ入出力には別途ケーブルを自作する必要がある、という旨の記載がありました。
(2020年04月10日)

Chrome デスクトップに変更

 Wires-XやMMTTYなど無線関係のソフトが動いているPCは、リモコンで操作しています。
 RealVNCなど「何とかVNC」に始まって、TeamviewerやマイクロソフトのRDPなども試してきましたが、1年ほど前からはAnyDesk?を使っています。
 軽くて使いやすいものですが、問題はMacBookPro?からリモートするときに、一旦MacBookPro?をスリープ状態にして、再度立ち上げた場合に、AnyDesk?が自動的に相手先のPCに接続しないことです。
 MS_RDPでは自動的に再接続をしますが、Wires-XのHRI-200のドライバとは競合が生じて、Wires-Xの稼働しているPCをMS_RDPでリモートすることはできません。
 先日、Wires-XのPCを交換したのを機会に、リモートをChrome リモートデスクトップに替えました。今年(2019年)の6月に大きな仕様変更があったとのことですが、非常に使いやすいものです。(2019年11月04日)

Kenwood のサービスは非常に親切!

 TS-2000SXを車に載せるためには、モービルコントローラー(RC-2000)が必要です。残念ながらRC-2000は生産中止になりましたが、付属のコード類はまだKenwoodのサービスで入手できます。
 電源コードやマイク延長ケーブルなどは、汎用の部品で自作可能なのですが、制御用のケーブル=電話線様のケーブルなのですが、片端がRJ11の6ピン、片端がRJ9の4ピンという特殊なものです。
 しかも、市販されているRJ11コネクタやRJ9コネクタと、RC-2000に同梱されているケーブルのコネクタは、微妙に大きさが違うのです。
 販売が終了している製品に関してもサポートをしてくれるKenwoodにはまだ「TRIO」のDNAが生きていると感じました。(2017年11月24日)

13ピンDINコネクタに注意!

 無線機ラック内での移動(異動??)に伴って、RRS-Piに接続する無線機を、TS-590S からTS-2000SXに換えました。
 TS-2000SXはRRS-Pi導入の初期に使用した実績があるので、RRS-Piの設定を少し変えるだけで問題ないはずでした。
 ところが、送信レベルが妙に低いのです。
 あれこれとRRS-Piの設定や、TS-2000SXの設定を変えても改善されません。もしやとACC端子に挿す13ピンDINコネクタを見ると、コンタクトピンの何本かが、何となく頼りない感じなのです。
 市販されている13ピンDINコネクタには大きく分けて2種類あります。
 ひとつはハウジングのプラスチックの丸型部品に小さな四角の穴が13開いていて、そこに予めコードをハンダ付けしたコンタクトピン(矢型)をケーブル側から挿すタイプです。
 もう一つは、5ピンのDINコネクタなどと同様に、13本のピンは丸形部品にささった状態で、ピンにハンダ付けするタイプです。
 このタイプのピンは丸棒です。
 わが方のTS-2000SXで接触不良が生じたのは、矢型のコンタクトピンのプラグでした。
 丸棒タイプのコンタクトピンの13ピンDINコネクタは祐徳電子で販売されています。(2017年11月09日)

他のTS-2000SXでも同じ!

 他局の同じ設備=RRS-Pi--SCU-17−−TS-2000SX=でも13ピンDINコネクタを「丸棒タイプ」に換えて、RRS-Piが動作しなかった問題が解消したそうです。(2017年11月18日)

無線機+PC

 急に思い立ってTS-2000SXを買ってしまった。もちろん中古である。しかし、今までで最も高価な買い物になってしまった。TS-2000にはSkyCommand?という仕掛けがあって、TH-D7Aを持っていたら、それで音声のやり取りはもちろんのこと、周波数やモードの変更もできるのである。アメリカバージョン(K Version)にしか、この機能はないのだが、中のチップを外すか、ジャンパー線をくっつけることで、日本国内用のTS-2000(J Version)も簡単にK Versionになると思った。
 しかし敵もさる者、そうは問屋が卸さなかった。だめなのです。WEBで調べても、KenwoodにしかJ→Kの変更は無理であるということしか出てこなかった。EUで販売されている物(E Version)からは、簡単に変更ができるのであるが。
 気を取り直して、PCでのリモコンを試してみた。これがめっぽうおもしろい。
 HamRadioDeluxe?というフリーソフトである。TS-2000のすべての機能をPCからリモコンできる。電源のON・OFFまで出来るのには驚いた。リモートシャックも夢ではないと思えてきた。
 HamRadioDeluxe?以外にも無線機をリモコンできるソフトはたくさんあるが、フリーソフトでServer機能まであるのはHamRadioDeluxe?だけかと思われる。
 無線機に有線で接続したPCに入っているHamRadioDeluxe?をServerモードで動かし、ネットで繋がったもう一台のPCにインストールしたHamRadioDeluxe?をClientモードで動かすと、ClientモードのHamRadioDeluxe?で、TS-2000をリモコンできるのだ。
 2台のPCはLAN内でもインターネットの中でもOKである。
 試したのはまだLAN内である。MacBookPro?に入っているParallelsでWindows2000が動き、そこでHamRadioDeluxe?が走っている。MacBookPro?はバッテリ駆動+無線Lanなので全くのワイヤレス。こいつで目の前とはいいながらも、TS-2000の電源が入って周波数なども変化するのは、ひさびさの「目から鱗」状態であった。

VNC でRTTY/PSK31

 VoIP無線に使っていたWindowsのマシンが壊れたので、それに載っていたソフトをMacmini上のParallelsの中のWindows2000に入れるという「親亀子亀孫亀」状態のものを2セット作りました。
 一つにはWiresとUI-View32とWeatherStaion?、もう一つにはMMTTYとMMVARIです。その両方にVNCのサーバーソフトを入れて、MacBookPro?の画面で動作の確認(WiresとUI-View32)と、操作(MMTTYとMMVARI)をしています。MacBookPro?は無線LANで2つのMacminiに繋がっています。MacBookPro?の画面上のMMTTYでDXと交信したり、7MHzで休日のんびりとPSK31で日本語の交信をモニタするのもおもしろいものです。
 FT-DX5000のコントロールソフトもMMTTYのほうのMacminiに入れて、5000の受信音のほうはSkypeでMacBookPro?に送るようにしたら、もう完全にリモコンでRTTYとPSK31に関しては運用ができるはずです。「それがどうしたん??」という声は私自身の胸奥からも聞こえますが、遊びであります。

宅内リモート運用

 リモート運用というと、広大な土地にタワーを複数建てた局を、遠く離れたところからコントロールしてDXを追いかける……という感じが強く、Wではそういう局が多数あります。また自局の設備を有料で貸し出している局もあります。
 日本でも設備共用でKW局をロケーションのいい場所に置いている局もあります。
 一方で、宅内リモートとでもいうべき需要もあるようです。
 敷地面積が30坪前後の住宅(大阪近郊では昨今の平均値ではないでしょうか。敷地が40坪を超えるような家は、かなり広い部類に入るようです。)で、何とかHFのアンテナを建てられたとしても、専用のシャックを確保するのは、これまた大変なようです。
 そういう条件の場合に、無線機を家の片隅に置いて、PCやタブレットで離れた場所からリモートで運用する、という形態もこれからは出てきそうです。広大なアメリカの大平原にタワーを建てている局や、EUの田舎でほんとに長いロングワイヤーを張っている局にしてみると、「宅内リモート ???」という感じでしょう。
 しかし、WでもEUでも景観条例が非常に厳しい場所も多く、そういうところに住んでいると、いくら敷地が広くても表の道から見えるようにはアンテナを建てられない、ということもあるようです。
 しかし、考えてみると、アマチュアバンドと重なる2.4GHzのWiFi?で無線機をリモコンしてHFの運用をするというのも、面白いような妙な感じでもあります。(2016年3月9日)

RRS-Piに注目

 RRS-Piという無線機リモコン用のソフトが開発されています。Pi2で動作するとのことです。FT-991と接続すると、USBケーブル1本で、CATの操作も音声の入出力もOKということだそうです。
 Pi2用のソフトのみの販売という形になるようですが、何と9800円という破格の低価格なので、発売が開始されたら、入手しようと考えています。
 わが方ではリモコンシャックを所有する予定は全くなく、宅内のリモコンも必要ない=ベッドサイドに無線機ラックがある、というよりも無線機ラックと本棚の谷間にベッドがある、という状態なので、技術的な興味以上のものはないのですが、無線関係で、久々にわくわくするものを見つけた、ということです。(2016年3月13日)

RRS-Piを動かしてみた(その1)

 2016年6月27日に販売が開始されたので、購入した。まずはその段階でトラブル発生。
 メールアドレスの登録が必要なのだが、まさかのjarl.comでは確認用のメールが送られないという事態に驚きました。まぁそれはもとのメアドに変えてダウンロードへ。
 マイクロSDカードに焼くのはPureDataで何度もやっているのでOK。まずは有線LANでアクセスして、無線LANの設定をしたあとで無線LANで起動……というふうにしようと思ったのですが、無線LANの設定がRRS-Piの設定画面ではできず。
 SSHで入ってファイルを書き換えて、と考えてもどうもSSHが稼働していないようなのです。
 RRS-PiはUbuntuがベースになっていて、慣れたRasbienとか勝手が違うのですが、どうもRRS-Piの開発者は、勝手に中をいじられるのを相当に警戒している感があります。
 ネットワークの設定でも、UPnP対応ルーターの使用が大前提のようで、そうでない環境(RRS-Piの購入者の多くは、「そうでない」ほうが多いと思うのですが……)では、一苦労が必要です。
 FT-991の音声の遣り取り以外の制御を試すまでに、数時間掛かりました。
 動作自体はなかなか速いようですが、ここでも信じられないバグを発見。スマホモードでは144MHzにバンドチェンジしても50MHzになるのです。さらにはC4FMモードもスマホでは設定できないとか、あれこれあります。

9800円は安い???

 たしかに格安です。無線機のリモコン環境構築、という観点では安いのかも知れませんが、ソフト一般としては、安いとは言い難い感じです。
 マニュアルや開発元の情報に、格安なのでサポートなし、と書かれていますが、それにしてはマニュアルが不親切です。(2016年6月28日)

RRS-Piを動かしてみた(その2)

 昨日に引き続きRRS-PiとFT-991を繋いでの稼働実験をしました。
 今日は問題の音声の遣り取りに挑戦いたしました。何度かの試行錯誤の末に、何とかiPadmini(初代)で、FT-991をリモコンして交信ができました。
 FT-991の受信音とRRS-Piから流れてくる受信音の遅延は0.2秒ほどではないかと思います。RRS-Piからは有線LANで接続なのですが、その先はAirMacExpress?のLAN端子ですから、速度はそんなに上がっていないはずです。
 受信に関しては遅延以外の問題はなしです。
 問題は送信です。これはiPadminiでの処理速度に相当関係するようで、パケットロスではありませんが、何か調子の悪いVOXを使っているかのような感じで、音の弱い部分が消えるような感じです。
 MacBookPro?のSafariでアクセスした際にはまったく送信にも問題はないので、これはiPadmini自体とWEBブラウザの問題だと思います。(2016年06月28日)

各種設定は

FT-991の設定
Menu
108 SSB Mic Select ==>>REAR
109 SSB Outlevel ==>>100
111 SSB Port Select USB

RRS-PI 無線機と音声の設定
コーデック speeX(8kHz)
Speedのクオリティ 10
送信遅延 999
受信遅延 999

辛口コメントを書きましたが……

 数日外出する機会があったので、2エリアのビジネスホテルから自宅のFT-991を操作してみました。
 そのホテルのWiFi?は、iPadmini(初代)では、ネットのニュースを読むのも遅いなぁという感じの速度だったのですが、RRS-Piでの受信動作は問題ありませんでした。
 知り合いの1エリアの局とスケジュールを組んで交信実験をしたのですが、受信は問題なくできるのに、どうにもこちらの信号が上手く相手に届かない状態の、片道通信でした。
 それでも、iPadminiの画面上のダイアルをくるくる回して40mbのSSBを聴いていると、これはEcholinkのPCモードなどとは、似て非なるもの、まったく違う楽しさを生みだしていると感じました。
 ノイズやQSBのない通信もいいのですが、HF特有の雑音交じりでフェーディングを伴った信号の音は、やはり慣れ親しんだもので、何十年(初めて短波を聴いてからはすでに半世紀以上も経過!!)にも渡る親近感があります。
 送信の音切れ問題は、わが方のブロードバンドルーターを再起動して改善しました。暑くなるとこのルーター(バッファローのBBR4HG)は、しんどくなります。
(2016年07月02日)

RRS-Piを動かしてみた(その3)

 FT-991での動作がうまくいったので、TS-2000SXに変更をしました。FT-991は何と言っても耳がいいので、QRP運用専用機にしておきたいのです。
 RRS-Pi==SCU-17==TS-2000SXという接続になります。
 SCU-17<==>TS-2000SXの間の音声データの遣り取りには、SCU-17の背面のDATA端子(6ピン)とTS-2000SXの背面のACC2端子(13ピン)間をつなぐケーブルを作成しました。これはcocoaModem で動作確認が出来ています。
 周波数データの遣り取りにはRS-232Cのケーブルをつなぎます。こっちもTS-2000SX純正の管理ソフトで動作は確認済みです。
 RRS-Piの管理画面で無線機をTS-2000に書き換えて再起動。しかし動きません。PowerONができないのです。
 あれこれ試していると、パソコン動作画面ではPowerOn?とバンドチェンジの一部(仕様で、144MHz以上は運用できないことになってるとのことですが、そんな仕様って何なのでしょうか???)以外はうまく動きました。
 ところがスマホ操作画面(iPadminiで使う)では、まったく動作しないのです。これでは実用にはほど遠い状態です。
 週末には最初のアップデータが出てくるとのことなので、それに期待します。

TS-2000SXのPowerONができた!

 管理画面の「無線機と音声の設定」のシリアルポートのフローコントロールを、デフォルトの「enable」から「disable」に変えて、TS-2000SXをRRS-PiからONにすることができました。
 残るはスマホ画面での操作です。
 RRS-Piのスマホ操作画面は非常にシンプルですが、よく出来ています。画面中央のメインダイアルをくるくると回すのですが、実際の無線機を操作しているような感覚です。これができないと不便です。
 パソコン操作画面では左右の矢印キーで周波数の上下ができますが、何とも不便ですし、第一iPadminiには矢印キーはないのです。(2016年07月06日)

運用バンドが50MHz以下に制限されているのは??

 FT-DX5000のバンドデータをFT-991へ送るPureDataのパッチを組んだ経験からすると、CATのバンドデータの桁数が違う=HF~50MHzまでの桁数と144MHz/430MHzの桁数、さらにはTS-2000の場合は1200MHzになるともう一つ桁数が増える、という状況を、RRS-Piのソフトでは処理できていないだけではないかと思います。
 勝手に想像すると、RRS-Piの開発はFT-DX3000との接続を前提になされたようです。144MHz以上ができないとか、C4FMのボタンがないとかもそう考えれば納得できます。
 まだまだバグはありますが、RRS-Piは非常によくできたソフトです。リモート運用が爆発的に増えるかも知れません。
(2016年07月06日)

バージョンアップの表示がされた!

 今週末に不具合を修正したパッチが出る、ということだったのでRRS-Piの管理画面を見ると、たしかにバージョンアップ出来る、という表示が出ていた。
 バージョンアップはボタンを押すだけ、という非常に簡単かつエレガントなもので感心した。
 しかし、今回はクライアントの部分だけであって、わが方での不具合に関しては、まったく変化なし。RRS-Pi本体のファームアップに期待します。(2016年07月08日)

何とかFT-991関係のバグはなくなりました。

 2016年07月08日の午後になって、RRS-Piの本体のアップデートがでました。クライアントのアップの場合には、RRS-Piの管理画面で通知されるのですが、本体のファームアップの場合には、HAMSTARのHPでのお知らせを見るしか手段はないようです。
 本体のファームアップのお知らせがあってすぐにimgファイルを落としてmicroSDカードに焼いたのですが、バグは解消せず。同じ作業を再度繰り返しても同じ。
 よくよくimgファイルのタイムスタンプを見たら6月28日になっているのです。Verも2.0.1のままでした。
 どうもサーバー内での書き換えに時間が掛かっていたようです。その後、Ver2.0.2を無事にmicroSDカードに書き込んで、FT-991関係のバグはなくなりました。
 さてTS-2000SXをスマホ画面で操作できるのはいつになるのでしょうか?

本体のファームアップをすると、Zoiper用のパスワードが自動的に変わります。これはセキュリティーという面ではいいのですが、ちと面倒に感じます。

(2016年07月08日)
 訂正 本体のパスワードを変更すると、それに追随してZoiper向けのパスワードも自動的に変わる、ということです。セキュリティーの面では正しいのだろうと思いますが、Zoiper向けのパスワードもユーザーが変更できると便利だと思います。
(2016年07月09日)

RRS-Piの対応機種を見ていて

 昨日のファームアップの際に、HAMSTARのHP記載のRRS-Piの対応機種のリストにIcom製のものが全くないのに気付きました。
 Yaesu、Elecraft、Kenwood と並んでいるのですが、Icomがありません。しばし理由を考えて、そう言えばIcomの無線機には昔からRS-232Cの端子(D-SubでもminiDINでも)がなかったと気付きました。それが理由なのでしょう。
 しかし、Icomの新しい機種ではFT-991と同様にUSBケーブル1本で音声の遣り取りと周波数の制御ができるので、RRS-PiがIcom対応になる可能性もあるかも知れません。 
 開発元は非常な少人数のようです。6/27にリリース以降、バグレポートや要望が山のように集まっているに違いありません。まずはその対応でしょうか?
(2016年07月09日)

USBカメラも繋いでみた。

 手持ちの古い(20年近く前に購入)USBカメラをRRS-Piに繋いでみました。そのまますんなりと認識され、ビデオカメラで撮った画像がリアルタイムで端末のほうへ流れます。
 ビデオを流していても、音声の遅延状況には変化はありません。
 無線機の電源とはまったく関係なくビデオの配信がなされますので、使い方によっては、遠隔地から自宅の様子を見るのにも適しているように思えます。

無線LANはまだだめ。

 わが方の設定が悪いのか、RRS-Pi説明書記載のUSB無線ドングルを入手して実験をしていますが、本体のファームアップ後も、まだうまくいきません。
 とにかくRRS-Pi本体がUSB無線ドングルを認識しないのです。
(2016年07月09日)

RRS-Piへのログインは

 RaspberryPi?は初代から使っています。主にRasbienとPureDataが走っています。Linuxの流儀で他の端末からSSHでログインしてファイル操作をする、ということを行っています。その感覚でRRS-Piに向かうととまどいます。
 Rasbienでも複数の端末から違うユーザーでログインすることは当たり前に出来るのですが、RRS-Piの場合には、どうもそう言う風にはいきません。
 MacBookPro?から管理者権限でログインしてRRS-Piの設定を変えながら、iPadから一般ユーザーでログインして無線機の操作を行う、ということが、うまくできません。
 問題はわが方のネットの速度にもあるようですが、不可解です。
 もっとも不可解なのは、無線機操作画面からは、RRS-Piのログアウトができないことです。(2016年07月10日)

リモート運用のための変更申請を出した

 FT-991とTS-2000SXを使ってのリモート運用が順調にできるようになったので、変更申請を電子申請で行いました。
 HAMSTARから提供されている書類を元に、少々変更もして添付書類を作成しました。
 リモート運用に当たっての総務省の指針(許可の条件?)に、送信が勝手に継続するような障害が生じた際には「3時間以内に」送信を止められること、というのがあります。
 リモート運用をすでにされている局のブログやHPをみると、「3時間以内に送信所へ戻れる箇所からの運用をする」と書いているようです。
 たしかにそう書くのが、審査突破のためには必要なのだと思います。
 しかし、実態にあっているのかどうかに関しては疑問なしと言い難い面があります。
 今回のわが方の変更申請では、電話回線を介して特定のDTMF音を送ることによって、送信所の商用電源を切れる装置を設ける、という形にしました。
 その内容で総通へ電子申請をしたら、数日して補正依頼が来ました。簡単に言うと、何かあったら免許人が3時間以内に送信機のところへ駆けつけて対処せよ、というガイドラインにそって申請し直せ、ということのようです。
 ピポパで免許人が外部から制御したほうがよほど早いのですが、まぁこんなことで総通と揉めてもばからしいので、他局の申請を参考に、補正いたしました。
(2016年07月12日)

RRS-Piは3G回線(128k)でもOK

 関ハムに合わせて、友人の所有するモバイルルーター(3G回線が中心)を使って、自宅外からiPadAir2で自宅に設置したRRS-Piにアクセスしてみました。
 大阪市内のレピーターにハンディ機でアクセスして、そのダウンリンクを自宅のRRS-Piの繋いだFT-991で受信し、音声の遅延がどれほどあるかを検証しました。
 遅いと言っても自宅のLANはそこそこの速度が出ています。128の3G回線では、パケット落ちや音声の遅延が生じるのではないかと予想したのですが、まったく問題はありませんでした。
 RRS-Piの動作は回線速度よりも、端末の処理能力に左右されるようです。
(2016年07月17日)

マイクをどうするか……

 iPadにはマイクが付いています。世代によって、マイクの数や位置が異なりますが、背面や側面に付いています。。アップルが想定しているのは、iPadで動画を撮る際の録音だと思われます。
 RRS-Piのスマホ操作画面では、当然のことながら画面にダイアルがあり、PTTのボタンがあります。PTTを押して送信状態にして、画面を見ながらしゃべったのでは、送信音量が低すぎます。送信するたびにiPadの側面や背面のマイクに近づいてしゃべるのは面倒です。
 そこですぐに考えるのが外付けマイクの接続。
 iPadのイヤホン端子はCTIA規格で、プラグの先端から1,Left ,2 Right ,3 Ground、4, Mic となっています。
 マイクはコンデンサマイクを繋ぐことを前提にしてあり、2.7Vが掛かっています。
市販のコンデンサマイクを繋いだらOK、と考えたのですが、このマイク端子は、外部に接続された「モノ」による電圧の降下を感知して、内蔵マイクと外部マイクの切り替えや、種々のリモコン操作ができるようになっています。
 手持ちのコンデンサマイクや、ハンディ機用のマイクを繋いでみたのですが、なかなかうまくいかず、結局はiPad/iPhone用として売られているものを購入しました。
 感度が良すぎて音が割れる、という欠点も指摘されているのですが、評判のいい「IPMC-01AL」(ナカバヤシ)を入手しました。2000円強です。
 確かに評判通りに非常に感度がよく、サチり気味ですが、RRS-Piで使うにはちょうどいい感じです。問題は、これを使うとiPadのイヤホン端子が占有されてしまうことで、イヤホンとの分岐コードを作成する必要があります。
(2016年07月25日)

こんなのもあります。

 ググっていると、iPad用のイヤホンマイクで、両耳タイプかつマイクが口元まで伸びるタイプで格安のものを見つけました。
 HS-NB05TSV(ELECOM)です。1000円以下で購入できます。前述のIPMC-01ALの感度は-25dBで、HS-NB05TSVは-58dBです。これでも十分無線には使えます。布地の袋打ちのコードもなかなかにいい感じです。
(2016年07月25日)

TS-590Sを繋いだが……

 ひょんなことからTS-590Sを入手しました。この機種は出てすぐに入手し、半年ほど使ったことがあるのですが、スペクトラムスコープがないので手放しました。
 FT-991と同様にUSBケーブル一本でPCとつながります。TS-590SをRRS-Piの親機にして、FT-991は元のQRP(5W)専用に戻そうと考えました。
 TS-590Sを繋いでRRS-Piの設定をTS-590に変更して、さて動作はどうかと確認していくと、パソコン操作画面ではまったく問題はないのですが、スマートフォン操作画面では一切動作しないのです。
 開発元と連絡を取って、設定の見直し、ポートの穴開けの再確認、さらにはmicroSDカードの作成しなおしまでしたのですが、変化なしです。
 パソコン操作画面とスマートフォン操作画面のソフト的な違いはよく分かりませんが、不可解です。

TS-590S--SCU-17--RRS-Piでもダメ!

 USBケーブルでだめなら、TS-2000SXと同様に間にSCU-17を挟めば出来るのではないかと、うだるような暑さの中、無線機ラック最上部に鎮座しているTS-2000SXからコードを2本外し、TS-590Sに繋ぎました。
 USBケーブル1本の時と変化なしです。
 何となく、TS-590Sのスマホ画面では、RRS-PiからのCAT信号に遅れがあるのではないかと感じています。
 TS-2000SXの設定でも、シリアルのフローコントロールを「disable」にしないとうまく行かなかったのも、その辺りが関係しているように思われます。(2016年08月06日)

Ver2.0.3が出たが、まだだめ!!!!

 2016年08月28日になって、RRS-Piのファームウェアの最新版(Ver2.0.3)がHAMSTARのHPに上がりました。
 早速落としてmicroSDカードに焼いてみたら、TS-590をスマートフォン操作画面=iPadAir2のGoogleChrome?使用=でもちゃんと操作できるのです。
 いやぁよかった、と思ったのも瞬間でした。
 TS-590の受信音はちゃんとiPadAir2で聞こえるのですが、TS-590が送信状態になっても、マイクの音が全く通らないのです。
 TS-590の設定が悪いのかと考えたのですが、MacBookPro?のパソコン操作画面では、まったく問題がないので、これはRRS-Piのバグです。
 スマートフォン操作画面での安定した使用ができないのであれば、RRS-Piは人には薦められません。(2016年08月29日)

TS-590+SCU-17でもだめです。

 開発元へバグレポートを送ったら、わが方の設定ミスではないかという、怒りを含んだような返事が返ってきました。
 FT-991ではスマートフォン操作画面でも全く問題ない環境で、TS-590のスマートフォン操作画面での送信音声だけが通らないのです。
 もちろんZoiperも入れてあります。念のためにiPadAir2のブラウザはGoogleChrome?以外も試しましたが、結果は同じです。
 だめ元で、RRS-Pi==SCU-17==ケーブル2本(RS-232Cと音声送受)という形での結線も試しましたが、全く同じです。
 バグとしか考えられません。
 RRS-Piは、たしかに従前のRRSシリーズに比べると安価なソフトです。しかし、9800円という値段は、ソフトだけの価格としては、非常に高いものです。バグがしっかり取れてから、新しいバージョンをリリースして欲しいと思います。
 それができないのならば、Yaesuの無線機のみの対応と説明するべきでしょう。TS-590では、スマートフォン画面での操作はできません、と断るべきです。
拙速なファームアップはユーザーの時間を無駄にするだけです。
(2016年08月29日)
(2016年08月29日)

不具合はCAT コマンド[TX]のパラメーターかな??

 あれこれとRRS-PiとTS-590を繋いで問題箇所がどこにあるのかを、探ってみました。
 TS-590を送信にするコマンドはFT-991などと同様に[TX]です。単にTXとPCから送るだけでTS-590は送信状態になるのですが、それではマイク端子からの入力でしか変調は掛かりません。
 背面のUSBやACC2端子かの音声入力で変調を掛けるためには、[TX]コマンドのパラメーターとして[1]を付け加える必要があります。
 どうもその辺りが、スマートフォン画面対応のファームアップの際に、見落とされたのではないかと、考えています。(2016年08月30日)

Ver2.1 でTS-590はOK! PI3では問題あり!

 9月末にRRS-PiのVer2.1がリリースされました。PI3対応と、今までのバグフィックスがなされたものです。
 早速Pi3に入れて動作を調べたのですが、うまくいきません。
 最大の問題は、音声が通らないことです。これはPC操作画面でも、スマホ画面でも生じます。
 Pi3にはWiFi?が内蔵されているので、それでも動作するのか試したのですが、WiFi?の設定にして再起動すると、RRS-Piのシステム自体が壊れるという怪現象にも遭遇しました。
 ここまでのバグを開発元がチェックしないでリリースするとは考えにくいのです。
 Pi3には供給元が2つあります。RSとElement14です。どちらもPiファウンデーションが認定した正規の物なのですが、何か違いがあるのかも知れません。
 わが方のはElement14製です。
 Pi3にこだわっていても仕方がないので、Pi2にVer2.1を入れて、TS-590をスマホ画面でも正常に制御できるのを確認しました。(2016年10月15日)

Pi が壊れたらどうする??

 RRS-PiのシステムはシリアルナンバーとPiの個体が紐付けされています。詳細は明らかにされていませんが、たぶんPiのMACアドレスとシリアルナンバーを照合しているのだと思われます。
 違法のコピーの防止ということでは理解ができますが、Piが壊れた時や、何らかの不具合がPiに生じて、他のPiでRRS-Piを動作させたいというときに、この仕掛けではどうしようもないのです。
 Piはなかなか壊れませんが、壊れることもあるはずです。Pi3に関しては、どうも製造元の違いによるわずかの差が、RRS-Piの動作に影響を及ぼしているようにも思えるのです。
 そういう場合に、「同時に複数のPiで稼働させていない状態」であっても、RRS-PiのシリアルナンバーとPiの個体が紐付けされているのは、困るのです。
(2016年10月17日)

開発元に連絡したら、すぐに新たなS/Nを発行してもらえました。

Flash に注意!

 RRS-Piが稼働しているRaspberryPi?へは、WEBブラウザでアクセスします。
macOSの場合には、Safariでアクセスするのが普通であると思われます。
 音声のやり取りにはFlashが使われるのですが、Safariのバージョンというか、macOSのバージョンをアップデートしたような場合、Flashも最新に上げておく必要があります。
 アップルとAdobeの仲が良かった時代には、Macのデフォルトのブラウザをアップデートした場合には、Flashも自動的に最新になったような時期もあったようですが、アップルとAdobeが袂を分かった後では、Flashの脆弱性の問題もあって、Flashは意識的にアップデートしなければならなくなりました。
 RRS-Piへアクセスできても音声が通らないような問題が生じた場合には、Flashとの関係もチェックする必要があるようです。(2017年06月04日)


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Last-modified: 2020-05-06 (水) 13:31:50 (1445d)