雑誌が消える!

 無線関係やMacintosh関係の月刊誌の中には、購読中に廃刊(多くの場合には「休刊」という表示ですが・・)になってしまったものがたくさんあります。その度に「うーーん、どうしてこう私の読む物は世の中から消えていくのか、そんなに私はマイナーな存在なのか??」と哲学的に悩んだりするのです。以下、思い出せる範囲でそんな「消えた雑誌」を。


無線関係

無線と実験

 これはまだあるはずです。(名前がMJに変わって、全くのオーディオ専門誌になってます。)RTTYのターミナルユニットの名品ST-6と同じ機能を持った物を作成する記事がありました。88mHの電話用のトロイダルコアを使ってディスクリミネーターを作ると良い、なんてありましたが、その頃(30年近くまえ??)は全く理解できませんでした。

電波科学

 NHK出版から出ていた、表紙の非常にきれいな月刊誌でした。ビニールコーティングもされていて、見ても触ってもいい感じでした。アマチュア無線機の終段の球はテレビの水平出力管がいいか、送信専用管がいいかというかなり技術的な記事もあったように思います。

Ham Journal 第1期、第2期

 毎月のCQ誌のほうは一時、保存したい連載記事を抜粋して残し、簡易製本して保存もしていましたが、人間の居住スペースを圧迫するようにもなったので、このところは新しい号が出れば前月号は廃品回収に回ってます。しかしHam Journalのほうは第2期の13冊はもちろん、第1期の方も購読し始めてからの80数冊はすべて残してあります。技術派(と勝手に思っている)の私にはバイブルです。
 その後、持っていなかった第1期のNo.1からNo.12を中古の店で発見し購入。全冊揃いました。No.1は1970年代初めの出版なのですが、いまでも資料的な価値の高い記事が一杯載っています。

電波技術

 出版社がどこであったかも忘れました。BCL全盛期に読んでいたように思います。これは内容はともかく、表紙も本文の紙も非常に安っぽい物でした。

モービルハム

 一時はCQ誌と一緒に町のどこの本屋さんにも平積みされていました。UHF関係の記事が豊富でした。HFのDXに関してもCQ誌とは違う切り口での記事が印象的でした。

CQジュニア

 CQ誌の中の比較的易しい制作記事だけを集めたような隔月発行(季刊だった?)のものでした。載っていた21MHzのトランジスタ送信機をもとに、再開局(1979年)の時の無線機(21MHzCW4w出力)を作りました。

Theコミュニケーション

 20数年前にCQ出版から出ていたものです。当時の「次世代通信」的な紹介記事が豊富でした。その頃始まったパーソナル無線のシステムも詳しく紹介され、「これで違法CBのような無法地帯はなくなる」というような記事がありましたが、結果は違法ROMの出現などで、すぐに903MHz帯も27MHzと同じになりました。

ラジオの制作

 ある世代にとってはCQ誌以上に無線といえばこの本、であるはずです。定期購読はしていませんでしたが、本屋さんでは毎月必ずチェックしていました。BCL関係の情報は豊富でしたね。


Macintosh関係

パソコンワールド

 この雑誌は発売されていた時期も短く(多分1985年前後の数年間)、部数も少なかったものです。NECの文豪mini5シリーズという変なワープロ専用機でCP/M80やMS-DOSを走らせるパッチ関係の記事が豊富でした。

日経MAC

 日経BP社の雑誌ですから宅配で購読していました。毎号付いてくるCD-ROMが楽しみでした。記事も本屋さんで売られている他の雑誌とは切り口が違っていて、おもしろかったのですが、短命でしたねぇ。

MacLife?

 MacPower?と双璧をなすマック関係では中心的な雑誌でした。でもニュースソースが同じなのか、似たような記事や特集が多かったようにも思います。購読期間はあまり長くありませんでした。

MacWorld?

 こんな名前の月刊誌を購読していたような記憶があるのですが、その記憶自体もかなり霧の向こうです・・・

MacPower?

 編集も製本もなかなかいい雑誌だったのですが、最後の編集方針の変更(マック関係→デザイン中心)が間違っていたと思われます。編集方針が変わる前には、大きな書店では平積みされていたのですが、最後には、発売日直後でも、棚に立てて(背表紙だけ見える)数冊あるだけになってました。
 (追伸)Mac関係の情報では12/7に季刊誌(多分技術関係にシフト)として同名で復活するとのことです。


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Last-modified: 2017-09-10 (日) 08:13:31 (2430d)